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Vol.93 2006/4/1-14 live image 5 cinq リハーサル〜ゲネプロ@川口リリアホールまで

 今年もまた始まりました、ライブ・イマージュ!「サザエさん」や「笑点」のような日本人が最も求める安心感(癒し)を求めて早6年。しかし実は全アーティストの演奏に対応するハウスバンド「オーケストラ・イマージュ」としては年々過酷になってきているんです。なぜならば、これはあくまでも裏事情なんですが、各アーティストにはできるだけ持ち時間を短くするように制作から指令が出ているので、限られた時間の中ですべてを表現するために、全員がこぞってメドレー形式で曲をつなげて実質曲数を増やしてくるわけです(笑)。全29曲、メドレーをばらせば35曲、結局3時間以上のコンサートですよっ!!!

 と言うわけで4月1日のリハーサルから14日のゲネプロまで、みなさんの和気あいあい、かつ真剣な奮闘ぶりを一挙大公開!!!







 今回のライブ・イマージュ・ツアーに向けてのリハーサルは、こんなスケジュールが組まれた。オーケストラはほぼすべてに参加し、それに加わる各アーティストにそれぞれの時間が割り当てられるのだが、入り乱れセッションもあるためパズルのようなスケジュールが組まれる。

 スタジオの中2階には別室があり、そこからスタジオが一望できる。下の2枚の写 真はその別室からのショット。リハーサルも実際のステージに近い形でセッティングされている。


 リハーサルの1週間は、ほとんどの時間をこの場所で過ごす。

 オーケストライマージュはギター、ベース、ドラム、パーカッション、青柳、そして12人のストリングス、計17人で構成されている。きょうはオーケストライマージュのリズム隊をご紹介しましょう。と言っても昨年とほぼ同じなんですが…。
▲青柳の隣はギターの鬼怒無月(きどなつき)氏。音の一つ一つに魂を込める彼のギタースタイルは、聴く人の感動を呼ぶ。 ▲飲まなくても酔っぱらいの相手ができるという特技を持っている。
▲ドラムは則竹裕之氏。最近新しい練習パッドを入手して、練習の鬼と化している。やはりスーパードラマーは、努力の蓄積だったのだ。
▲でも、お茶目なのりくんもいる。
▲パーカッションの藤井珠緒さん。ティンパニ、コンガ、グロッケン、その他民族楽器から小物まで、あらゆる楽器とジャンルに確実に対応する彼女は、すごい! ▲珠緒ちゃんとギターの鬼怒氏との漫才が、今年特に注目されている。


 ベースの渡辺等氏はライブイマージュツアー初回からずっと皆勤賞だったのだが、今年はスケジュールの都合で参加できない日が何日かあるため、その日は一本茂樹氏が代役を務めることになった。5年間イマージュオーケストラの低音部を作り上げてきた渡辺氏の功績も偉大だが、一本氏は渡辺氏とはまた違ったアプローチでオーケストラの低音を支える。二人のアプローチの違いはオーケストラにとって、ちょっと興味深いところだ。
▲音楽監督はおなじみ羽毛田丈史氏。膨大なアレンジを一気にこなすため、いつも自分のプレイのことが後回しになって…と言いながら全員リハのあと黙々とピアノに向かう後ろ姿が哀愁。 ▲弦は今年もオーケストライマージュの顔、NAOTOストリングス。ストリングスチームのメンバーはまた後日あらためてご紹介。まあ、こちらも昨年とほとんど変わっていませんが(笑)。
▲真部くんはスネイク2をリリースし絶好調!伊勢さんとコンビ。 ▲チェロのお二人は、顔こそ笑っているが、長いリハーサルで力抜け気味。
▲今回はオーボエの宮本さんが演奏する"Smile"のアレンジを羽毛田氏から頼まれた。宮本さんの得意の高音を生かしたアレンジで、特に後半のカデンツァは、かなりいいかも…。
▲怖い顔してる…。
▲今やった曲の録音をみんなで聴いている。
▲今年は「匠」をはずしてきた松谷くん。
▲休憩時間はなごやかに。
▲仲良し?まだ詳しくは言えないが、加古さんと羽毛田氏の連弾の場面 があるのだ!!!
▲連弾曲のリハーサル中。
▲う〜〜ん、ネタばらしはこれくらいにしておきましょう。
あとはコンサート会場でのお楽しみですね。



 この場を借りて、あさっての森ライブの曲打ち合わせなんかもやってしまった(笑)。


 と言うわけで7日間のスタジオリハーサルはあっという間に終わりました。やることが多くて、それもいろんな種類のことがあって、まだコンサートの流れをつかんでおりません(笑)。15日の本番初日に照準を合わせるべく前日14日のゲネプロ(ホールリハーサル)でプログラミングと頭の中を整理して、あとは演奏に集中するだけです。

 写真は、ゴンチチのマスコット「シッシーくん(大)」です。コンサートで見れるかもしれませんよっ!



 さて14日のゲネプロはこんなスケジュールで行われました。カルロスさんはスタジオでのリハーサルがなかったため、ここではじめてのリハーサルです。かなりの長丁場です。

▲長い一日の前には、やはりメシ。
▲ベーゼンドルファー・インペリアルは、普通 のピアノより鍵盤が多い。


 アンコールのステージングを説明する舞台監督の中尾さん。青柳はあと自分用に譜面 を1曲書き直すという宿題ができたものの、なんとかあすの本番には集中できる態勢を整えた。 さすがにこの日は作業が多く、写真があんまり撮れませんでした。

 ではみなさん、ライブ・イマージュ・ツアーで会いましょう!